<CP+>ソニー、新レンズ「FE 24-50mm F2.8 G」日本初展示/LUMIXも新高倍率ズームを発表

カメラと写真の展示会「CP+2024」が開幕。本日2月22日から25日までの4日間、神奈川県のパシフィコ横浜において実施される。本稿では、ソニー、LUMIX、OMデジタルソリューションズといったカメラブランドのブースについて、新製品や参考出展を中心にレポートする。

「CP+2024」が開幕

ソニーは、本イベントに合わせて新たな大口径標準ズームレンズ「FE 24-50mm F2.8 G」を発表。5月17日の発売を予定する。早速ブースでも、国内初となる展示が行われた。

ソニーのブース

FE 24-50mm F2.8 Gは、ズーム全域開放F値2.8の明るさでありながら、小型軽量を目指したモデル。日常のスナップや風景、ポートレートなどに最適だとしている。またGレンズとして、美しく柔らかなボケ描写も追求したとのこと。

αのレンズラインナップを展示

会場では本レンズを大々的に展開しており、α7IVやα7C IIをはじめとした、様々なカメラボディに装着して展示。実際にその使い勝手を試せるようになっていた。

発表されたばかりのレンズを早速試せる

LUMIXも同様に、新たなレンズを発表。フルサイズ対応の高倍率ズームレンズ「LUMIX S 28-200 mm F4-7.1 MACRO O.I.S.」(S-R28200)を4月18日に発売する。希望小売価格は132,000円(税込)。

「LUMIX S 28-200 mm F4-7.1 MACRO O.I.S.」
LUMIXのブース

本レンズは、世界最小・最軽量(ズーム倍率が7倍以上のAF対応フルサイズミラーレス用交換レンズにおいて)を実現した高倍率ズームレンズ。全長は約93.4mm、質量は約413gとなっている。

ブース中央には巨大な花をディスプレイ

最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロ撮影にも対応。さらに、高速・高精度・静粛性に優れたオートフォーカスや手ブレ補正機能「Dual I.S. 2」に対応するとのこと。ブリージング現象抑制や絞りマイクロステップ制御など、動画撮影に向けた設計も採用している。

また、ブースの奥では同社ミラーレス一眼「GH6」を用いた「79時間耐久REC」を実施中。CP+開催期間中、79時間の連続記録(内部記録)を行い、その模様をYouTubeでライブ配信している。GH6は空冷ファンを搭載して無制限の記録を謳っていることもあり、79時間の連続撮影で止まることはないと、担当者は自信を見せていた。

「79時間耐久REC」

ちなみにLUMIXでは会場の展示のほか、会場外のロケーションを生かした撮影を楽しめる「フォトフォーク」も予約制で実施。実際にフォトグラファーからのアドバイスも受けられるそうだ。

OM デジタルソリューションズは、1月30日に発表したフラグシップミラーレス一眼「OM SYSTEM OM-1 Mark II」、および超望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS」を展示している。

「OM SYSTEM OM-1 Mark II」

会場ではさまざまなシチュエーションが用意され、その場面に合わせたレンズとカメラの組み合わせが展示。たとえば、マクロレンズを使って花のクローズアップを試せるようなエリアもあった。

そのほか同ブースでは、5年ぶりにリアルステージを復活したことをアピール。カメラメーカー他社と同様、写真家などによるトークショウが多数開催されている。

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