【アメリカ大学野球の名門➀ スタンフォード大学】佐々木麟太郎の進学先は殿堂入り選手も輩出した超名門

高校歴代最多の通算140本塁打を放った花巻東高校の佐々木麟太郎が選択した進路はアメリカの超名門大学だった。スタンフォード大学を巣立ち、MLBを舞台にして活躍した選手を探る。

高校野球史上最多となる140本塁打をマークし、NPBドラフトでの指名が注目されていた花巻東高校の佐々木麟太郎が選択したのはアメリカでの大学進学だった。

佐々木が進学先に選んだのは、カリフォルニア州スタンフォードに本部を置き、アメリカでも最難関校の1つであるスタンフォード大学だ。世界大学ランキングでも常にトップ争いをする超名門校であり、NCAA (全米大学体育協会) での優勝数は全米大学チーム中最多の128回を誇る全米屈指のスポーツ名門校でもある。

そんなスタンフォード大学は、これまでメジャーリーガーを102名も輩出しており、そのなかにはアメリカ野球殿堂入りを果たしたレジェンドもいる。

打者では、1970年から80年代にかけてフィリーズやカリフォルニア(現ロサンゼルス)・エンゼルスで活躍し、同大出身メジャーリーガーとして最多の通算1838安打、826打点をマークしたボブ・ブーンが筆頭だろう。

そしてなんと言っても、投手、いや、スタンフォード大学を代表するOBは1990年から2000年代にかけてオリオールズとヤンキースで活躍し、通算270勝、2813奪三振をマークして殿堂入りも果たしたマイク・ムシーナだ。

現役選手では、カージナルスで3年連続2ケタ本塁打、同校出身としては最多の通算106盗塁を記録しているトミー・エドマンがいる。

佐々木の入学は大学側でも話題となっており、公式インスタグラムで佐々木の入学を発表するなど、異例の歓迎ぶりとなっている。菊池雄星や大谷翔平を輩出した岩手の強豪、花巻東高校から、殿堂入り選手も輩出したアメリカの名門スタンフォード大学に舞台を変えて新たな挑戦が始まる。道を切り開いてきた先輩たちにならい、自らも新たな道からMLBへの挑戦を切り開く決意をした佐々木麟太郎。いったいどんな軌跡を歩むのだろうか。彼の挑戦を心から応援したい。

The post 【アメリカ大学野球の名門➀ スタンフォード大学】佐々木麟太郎の進学先は殿堂入り選手も輩出した超名門 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.