飲食店で桜楽しんで 寄付金付きディナー用意 つながるプロジェクト・北上

「つながる北上さくらプロジェクト」をPRする関係者

 病気や障害などで花見に行けない患者や家族に桜の木を届ける「つながる北上さくらプロジェクト」が、今春も行われる。北上市中心部の飲食店で桜を鑑賞しながらディナーを味わってもらい、売り上げの一部を桜の購入費に充当。今年は過去最も早く26日から、3週に分けて実施する。

 展勝地に代表される北上の重要資源である桜を、患者や施設利用者にも自宅や施設で楽しんでもらおうと、同市近郊有志の実行委が2020年から企画。過去4年間で個人宅13件と施設2件に贈られた。

 5年目の今回も飲食業や花関連業、農家、医療従事者、医療用ガス製造販売、市職員の6人による実行委を主体に、4事業者が協力。同市本通り1丁目の「ときよじせつONODERA」で寄付金付きディナーを用意する。

 花見代と寄付金付きで1人6600円、8800円、1万2100円(いずれも税込み)の3コース。コースによってほろほろ鳥、やながわ羊、いわて短角牛の県産肉や県産食材を使った料理を味わえる。

 予約はときよじせつのホームページ=http://ARIV.co.jp/tokiyojisetsu.php=。

© 岩手日日新聞社