パイレーツ・ケラーが2年連続の開幕投手に 昨季自己最多の13勝

日本時間2月23日、デレック・シェルトン監督に呼び出されたミッチ・ケラー(パイレーツ)は、監督室のデスクの上にシャンパンのボトルが置かれているのを目にした。それが何を意味するのか、ケラーはすぐに理解したようだ。シェルトン監督はケラーを2年連続の開幕投手に指名。2年連続の開幕投手は、パイレーツでは2014~16年に3年連続で務めたフランシスコ・リリアーノ以来となる。ケラーは5年7700万ドルの契約延長に合意したことが報じられており、それに続く嬉しい知らせとなった。

現在27歳のケラーはメジャー5年目の昨季、32試合に先発して194回1/3を投げ、13勝9敗、防御率4.21、210奪三振をマーク。後半戦に息切れしたものの、前半戦は初完封を含む9勝4敗、防御率3.31の活躍を見せ、オールスター・ゲーム初選出を果たした。将来のエース候補として期待されながらも苦しいシーズンが続いていただけに、昨季のケラーの活躍を喜ぶ球団関係者は多く、契約延長のニュースを同僚たちも歓迎している。

守護神デービッド・ベッドナーは、ケラーが満面の笑みを浮かべてクラブハウスに入ってきたのを見て、それが何を意味するのかを理解したという。「信じられないよ。言葉にならない。(契約延長について)ケラーと同じくらい興奮している。ここに至るまでの道のりは大変だったと思うから、喜びもひとしおだろうね」とベッドナー。正三塁手キブライアン・ヘイズも「昨季彼が成し遂げたことは、彼が我々のエースになれるということを示している。彼がこのチームに長く居てくれるのは嬉しいよ」と喜んだ。

ヘイズはさらに「長いあいだ一緒にプレーしてきた仲間だから、そういう選手と長く一緒にプレーできること、毎日同じチームで戦えることは本当に嬉しい。僕たちは彼のことをチームで最高の投手だと思っているし、契約延長が実現したのは素晴らしいね」とコメント。主軸打者のブライアン・レイノルズも「ここにいる全員が彼の契約延長を喜んでいると思う。彼はそれに値する選手だよ」とエース右腕の契約延長を歓迎した。

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