記者会見に臨む中国外交部の毛寧報道官。（資料写真、北京＝新華社配信）
【新華社北京2月23日】中国外交部の毛寧（もう・ねい）報道官は22日の記者会見で、ベネズエラのマドゥロ大統領がこのほど、戦争、干渉、ジェノサイド、レイシズムに満ちた古い植民地世界は現在、新興5カ国（BRICS）がリードする新しい世界に取って代わられつつあると表明したことについて質問を受け、次のように述べた。
BRICSは新興市場と発展途上国が協力する重要なプラットフォームとして、多国間主義を堅持し、グローバル経済ガバナンスに積極的に参加して、国際秩序をより公正で合理的な方向へ発展させている。世界でリスクや課題が絶えない中、団結と進歩を求め、外部からの干渉を拒絶し、連合自強を実現するという発展途上国共通の願いがますます高まっている。BRICSが新興市場と発展途上国から広く認められ、国際情勢において前向きで安定した力となっているのはそのためである。
BRICS協力は、共同発展と普遍的繁栄を実現するために、開放と包容、協力ウィンウィンを提唱している。中国は各国とともにBRICSの戦略的パートナーシップを引き続き深化させ、各分野での実務協力を積極的に拡大して、グローバルガバナンスの枠組みをより均衡のとれた効果的なものにし、BRICSとして世界の平和と発展に一層貢献していきたい。
