三峡ダム北線閘門、年次計画に基づく点検修理開始 中国湖北省

三峡ダム北線閘門、年次計画に基づく点検修理開始 中国湖北省

 【新華社宜昌2月23日】中国電力大手の中国長江三峡集団はこのほど、今年の年次計画に基づき、三峡ダム北線閘門(こうもん)点検修理を21日早朝から開始したと明らかにした。作業は45日間行われ、通航再開は4月6日を予定している。期間中は南線閘門だけを使用する単線運用となり、決められた時間に進行方向を切り替える。シップリフト(船舶昇降機)は通常通り運用され、条件を満たす船舶は速やかに通過できる。

 三峡ダムの閘門は一年を通して24時間通航体制で運営されているが、一部の設備が長期間水中で稼働するため、安定的な運用と船舶通航の安全を確保する上で定期的に通航を停止しての総合的な「健康診断」が欠かせない。

 同集団流域管理センターは昨年末までに、三峡ダムの計画的な通航停止を伴う点検修理を北線閘門で3回、南線閘門で4回実施してきた。(記者/潘志偉)

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