『おっさんずラブ』“余命1カ月の家政夫”武蔵に一体何が? 和泉と菊之助の恋の結末も

テレビ朝日系金曜ナイトドラマ『おっさんずラブ-リターンズ-』の最終回では、余命1カ月と宣告された家政夫・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)のその後が明かされる。

2018年に放送されたドラマ第1シリーズ『おっさんずラブ』から5年。続編となる本作では、アラフォーになった“はるたん”こと春田創一(田中圭)と牧凌太(林遣都)の“夢の新婚生活”が描かれる。さらに、彼らの新居に早期退職して再就職を果たした“家政夫の武蔵さん”こと武蔵も乱入。春田と牧、そして武蔵が、周りの人々を巻き込みながら、家族や結婚とは一体何なのか、新しい“愛のカタチ”を模索していく。

第8話では、余命1カ月と宣告された武蔵が、これまでの人生や残された時間、大切な人に思いを馳せながらエンディングノートを書くなど終活を始め、愛しのはるたんと永遠のライバル・牧にビデオメッセージで想いを伝えた。それを見て走り出す春田、泣き崩れる牧。さらに、余命宣告をされたことまでは知らないものの武蔵の異変を察知し、ホームパーティーで、元気づけようとする仲間たちとの絆が描かれた。

無情にも1カ月が経ち、真っ白な布団で真っ白なパジャマで眠る武蔵。しかしカッと目を開き、カーテンから美しい朝陽を浴び、青汁を煽り、自分自身でも信じられないといった表情で「なぜだ? なぜ俺はこんなに……元気なんだ……?」と厳かに呟く。3月1日放送の最終回では、武蔵に何が起こっているのか、その真相が明らかになる。

武蔵の体調の異変を知って以降、これまで考えたこともなかった“命”について考え始めた春田。自分も牧も、自分たちの親も、大切な仲間たちも、この先ずっと元気でいられる保証はない。明日突然、“何か”が起こることだってある。“自分はたとえ明日死んでも後悔しないよう一生懸命生きているのか?”といつになく真剣に考え込む春田。挙げ句その思考は“俺は優秀な牧にふさわしい人間なのだろうか?”というところにまで突き進んでいく。そんな春田の異変に気付いた牧は、“らしくない”様子が心配でならず、悩んだ末に、思いきって永遠のライバル・武蔵に連絡をする。

一方、和泉幸(井浦新)に、とうとう抑えきれない想いを打ち明けたものの、自らその恋心を封印すべく、新たな任務を機に家を出た六道菊之助(三浦翔平)。そして、春田と共に亡き恋人・秋斗(田中圭/二役)の墓参りを果たして、ついに前に進む覚悟を決めた和泉。和泉は、あれから家を出て行ったきりの菊之助のことを気にかけていた。

さらに、元カレ・牧を“これ以上ない最高の恋人”だと確信し、さらなる恋愛迷子状態に陥っていた武川政宗(眞島秀和)に、とうとうパートナーが。それぞれがたどり着く愛の結末、春田が見つけた“家族のカタチ”、そして幸せとは。

(文=リアルサウンド編集部)

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