三陸沖の海面水温は記録的な高温が続く オホーツク海の海氷は根室海峡まで南下 海洋のまとめ(2024年2月11日~2月17日)

海洋のまとめ(2024年2月11日~2月17日)です。

■気圧配置と波
11日、三陸沖と日本の東で低気圧が東進。太平洋側は広く波高2m。

12~14日、本州付近は高気圧に覆われたが、北日本は13~14日を中心に等圧線が混み合い、13日は北海道の西で波高4mに達した。

15日、前線を伴った低気圧が発達しながら日本海を東進。日本海西部を中心に波高4mとしけた。

16日、低気圧が東北を通過し千島の東に達した。三陸沖~千島近海を中心に波高4m以上のしけとなった。

17日、日本付近は、移動性の高気圧に覆われた。日本海は穏やかに推移したが、高気圧縁辺の太平洋側は東海沖~伊豆諸島で高波が残った。

■海面水温
今期末にかけて、日本海域の海面水温は、平年より高いか、かなり高い海域が拡大。
東シナ海~南西諸島付近は、平年よりやや高い海域が継続。
太平洋側は、黒潮が離岸する足摺岬~潮岬で平年よりやや低い海域が続いた。
黒潮が北上する三陸沖は、平年よりかなり高い海域が続き、最大で8℃高かった。
親潮が後退する北海道南東方沖は、平年よりかなり高い海域が継続。オホーツク海は海氷(黒い斜線域)に覆われ、
根室海峡まで南下している。

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