ナワリヌイ氏の埋葬はどこで……モスクワで続く献花

ロシア北極圏の刑務所で16日に急死したと当局が発表した野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)の遺体をめぐり、引き渡しを求める母リュドミラさんと、密葬を強要する当局との対立が続いている。

ウラジーミル・プーチン大統領は、自分を誰より厳しく批判した相手の急死について発言していないが、23日の「祖国防衛者の日」式典では記念の花輪を手向けた。

他方、モスクワ市内ではナワリヌイ氏の死を悼む市民が、献花を続けている。積みあがる花を当局が撤去し続けるのも、当局がいかにナワリヌイ氏を生前から、そして死後も恐れているかの表れだと、市民は話す。

BBCのスティーヴ・ローゼンバーグ・ロシア編集長がモスクワから報告する。

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