中国、小中学校184校にAI教育基地

中国、小中学校184校にAI教育基地

中国教育部のホームページのスクリーンショット。(北京=新華社配信)

 【新華社北京2月24日】中国教育部は23日、同部がこのほど小中学校人工知能(AI)教育基地リストを公表し、184校が選ばれたと明らかにした。基地での実験を通じて、AI教育の新しい理念、モデル、プランを一段と模索し、普及可能な優れた事例と進んだ経験をまとめ、小中学校のAI教育の深まりを後押しすることが目的だ。

 教育部は基地活動に対する指導を強化し、各基地がAI教育を一層重視し、AI教育の実施方式を積極的に模索する。小中学校の情報科学技術、汎用技術などのカリキュラムを主要なよりどころに、教育・教学資源を一段と豊富にする。教育と学びの支援・サポート方式を刷新し、教師の研修・指導を進める。AI教育のカバー範囲と受益範囲を拡大し、AIの校本課程(学校に基礎をおくカリキュラム)づくり、学科融合、教学方式変革、デジタル教育資源の共同整備・共有、教師のデジタルリテラシー育成、生徒の全面的成長などの面でデモ・リードの役割を果たし、地域のAI教師の専門化レベルの向上をけん引するよう促す。教育部はまた典型的な経験、優れた授業例、良質な資源を選び出して国の小中学校スマート教育プラットフォームにアップロードし、より多くの小中学校によるAI教育の模索を後押しする。

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