「野球ができるのが当たり前ではない」 憧れのハマスタに5503人勢ぞろい、かながわ少年野球フェス開会式

グラウンドを行進する少年野球選手=横浜スタジアム

 第24回かながわ少年野球フェスティバルの総合開会式(県野球協議会主催、神奈川新聞社など後援)は24日、5年ぶりに横浜スタジアムで行われ、県内368チームの小中学生5503人が勢ぞろいした。

 昨年12月のNPB12球団ジュニアトーナメントでベイスターズジュニアの優勝に貢献した主将の井端が「能登半島の被災地で避難生活を続ける人を思うと、野球ができるのが当たり前ではないと改めて感じる。これからも周囲への感謝を忘れずひたむきにプレーする」と選手宣誓した。

 同協議会の藤木幸夫会長は「今日からこのグラウンドがみなさんのふるさと。辛いことがあっても、ここに集まった仲間や家族への感謝を忘れずに」と呼びかけた。

 始球式では、昨夏の全日本女子学童軟式野球大会で3位に輝いた県代表チーム「YAMAYURI」の本村―綿貫のバッテリーで見事な投球を披露した。

© 株式会社神奈川新聞社