サントリー、飲料の新たな事業領域に挑む 「TAG-Live Label」事業展開加速へ

サントリー食品インターナショナルが手掛けるいくつかの新規事業の中で、個人でカスタマイズした飲料を作る「TAG LIVE! LABEL」が今注目を集めている。

昨年12月取材に応じた川村崇SBFジャパン戦略企画部 部長は「『TAG-LIVE! LABEL』の全国のイベント会場や商業施設を中心に事業展開を積極的に進めていく」と語る。

同社は、2018年にイノベーションを目的にクロスリージョン開発推進部(現・SBFジャパンイノベーション開発事業部)を新設して既存のRTD(Ready To Drink)とは異なる新領域へのアプローチを続けている。

「TAG LIVE! LABEL」は専用のラベルシステムを使うことで、オリジナルラベルドリンクを簡単に作成、販売する事が出来るサービス。

「GOROCHA(ゴロチャ)」(左奥)や「生サプリラテ」(左手前)なども手掛ける

その日、その場所だけの特別な1本を販売することで、利用者の思い出を特別なものにすることができる。

23年4月に新宿の東急歌舞伎町タワー内のnamco Tokyo One Pieceカードゲーム公式ショップと109シネマズプレミアム新宿の2店舗で同時ローンチ。その後は様々なロケーションでの採用が決定している。

「TAG Live Label」以外にも紅茶飲料の中にゴロっと果肉が入った「GOROCHA(ゴロチャ)」や身体にうれしい栄養の素を「生」のまま摂れる新しいサプリ「生サプリラテ」などの販売を開始しており、利用者の反応を見ながら今後の拡大を検討していく。

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