「妊娠には気をつけないとね。できちゃった婚になっちゃうよ」と釘を刺してきた友人がデキ婚 結局、絶縁に至った女性

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女性の友情は脆いと言われるが、結婚や妊娠・出産を機に友人と縁が切れたという話は珍しくないようだ。宮城県の40代前半の女性(事務・管理/年収300万円)は、短大時代からの友人と何でも話せる仲だったが、友人の妊娠をきっかけに関係がギクシャクし、ついに絶縁したと明かす。

妊娠報告を受けたときの心境をこう振り返った。

「嬉しいことを話す人はテンション高くなるのは、わかります。でも、そのとき私はなかなか子どもに恵まれず、焦っている最中。そのことも彼女は知っている。でも、頭ん中はお花畑状態」

友人の妊娠を素直に祝えなかったのは、不妊に苦しんでいたほかにも理由があるようだ。

「彼女はあろうことかその次の月には妊娠」

「社会人になっても毎月1回出かけることが恒例」だった2人。女性が長年付き合っていた彼氏と結婚を決めたときにも喜んでくれた。しかし友人に、入籍から結婚式まで少し時間が空くと話したとき、

「妊娠には気をつけないとね。できちゃった婚になっちゃうよ」

と言われた。このときは特に気に留めなかったようだ。

その何年か後に、友人から結婚相談所を通じて出会った相手と結婚すると報告を受け、「嬉しかった〜」という女性だが……

「でも、彼女はあろうことかその次の月には妊娠。プロポーズをそこでしてもらったと。私に話してくれました。私には『できちゃった婚にならないように、恥ずかしくないようにね』と釘を刺したのにもかかわらずです。思わず、そのときには返事に困りました」

妊娠の報告は「つわりが出てるとかでメールで一言」だったことも気に入らなかったようだが、「授かりものだし、おめでたいことが重なってお祝いしたい」と思い直した女性。しかし、このあとも「彼女の自分勝手な動きに正直ゲンナリ」させられてしまう。

「いつ送ったメールの返事?迷惑だから連絡してこないで」

マタニティハイもあるだろうが、妊娠中の友人は「頭ん中はお花畑状態」だったと女性は揶揄し、

「しばらく会えないからってメール来たときはなぜだか安心しました。正直、私は会いたくなかったのです」

と本音を漏らす。しかし、ほっとしたのも束の間、安定期に入った友人は結婚式を挙げることにし、女性も招待された。夫婦で出席したが、「御礼状の一つもなく…」と女性は違和感を覚えたようだ。

それからしばらくして、友人から「子どもが生まれて落ち着いたから会おう」とメールが来た。しかし、女性は仕事が忙しくすぐに返事ができなかった。また、メッセージには「春になったら」と書いてあったことも、返事を急がなくてもよいと判断した理由だった。

1か月ほど経った頃に、女性は「どうする?」と軽く返事をした。すると、友人は即返信。そこには想像すらしていなかった言葉が書かれていた。

「『いつ送ったメールの返事?迷惑だから連絡してこないで』だか、なんだかそんなことが返ってきた気がします。もうそのときはそのメールを見るのも腹立たしく、見返すこともせず絶縁しました」

1か月ほど放置していたのはよろしくなかったかもしれないが、それにしても「迷惑だから連絡してこないで」は唐突すぎるだろう。女性も、

「返事来なかったら再度『メール送ってるけど返事は?』とか尋ねません?いつまでに返事くれとも書いてなかったし、会うことになったとしても数か月後の話。しかも、自分(友人)の家の近くまで来ることが前提だったとそのとき知りました」

と、疑問を抱いたようだ。また、このメールをきっかけに、友人の身勝手な発言も蘇ってきた。

「『できちゃった婚にならないように』の話から思い出してきて、腹が立って絶縁しました」

当時は受け流していた女性も、そう言った友人自身ができちゃった婚したことで、彼女の身勝手さを思い知ったのだろう。

「親友を簡単に失うことになるなんて思ってもいなかったけど、あっちはここまで深く考えてなかったんだろうなと思うとよけい腹立たしいです」

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