快活91歳、節目の一冊 盛岡の宮さん「生きて書いて九十年」出版

「生きて書いて九十年」を出版した宮健さん

 盛岡市箱清水の中小企業診断士宮健さん(91)は、岩手日報などに掲載された投稿やコラムをまとめた「生きて書いて九十年」を出版した。テーマは郷土の歴史からリーダー論、経済哲学、平和への祈り、独自の健康法までバラエティー豊か。卒寿を過ぎても衰えを見せない快活なエネルギーが一冊に詰まっている。

 岩手日報の「日報論壇」に掲載された15編と業界紙に連載中のコラム75編を収録。気軽に読んでもらえるよう硬い話題は少なくし、本県の歴史物語や岩手銀行勤務時代の思い出、人生の師、県立大非常勤講師としての学生との触れ合い、健康の秘訣(ひけつ)、より良い人間関係の築き方など日常で感じた素直な思いをつづる。

 A5判、217ページ。1650円。県内の書店で購入できる。

© 株式会社岩手日報社