中国計算力サービス企業競争力トップ50発表 北京市が最多

中国計算力サービス企業競争力トップ50発表 北京市が最多

天津市AIコンピューティングセンターに設置された計算サーバー。(資料写真、天津=新華社記者/孫凡越)

 【新華社北京2月25日】中国工業・情報化部傘下の賽迪研究院が四川省に設立した支社、賽迪工業情報化研究院はこのほど、「2023~24年中国計算力サービス企業総合競争力トップ50研究報告」を発表した。通信大手の中国電信(チャイナテレコム)や電子商取引(EC)大手のアリババグループ、IT大手の騰訊控股(テンセント)、通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)、通信大手の中国移動通信(チャイナモバイル)などがランク入りを果たした。

 地域別に見ると、東部地域の企業が46社と全体の92%を占めた。中部は3社、西部は1社となり、東北地域はゼロだった。省級行政区別では11省・直轄市に集中し、上位2位は北京市(21社)と広東省(9社)となった。

 都市別では北京がずば抜けており、上海、深圳が第2グループ。北京、上海、広州、深圳の四大都市の企業は研究開発・イノベーション、人材集積などで優位に立ち、ランキングで上位に入るとともに、その大部分を独占した。北京は中国電信、中国移動通信などの通信大手や百度集団(バイドゥ)、京東集団(JDドットコム)のインターネット大手、上海は万国数据服務、上海数据港などのデータセンター企業が代表格となっている。

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