首位追走のシティ、グアルディオラ監督は過密日程でも勝ちきる選手たちに驚き 「ボーンマスは1試合の準備に7日間費やしている」

フォーデン(右)を絶賛したグアルディオラ監督[写真:Getty Images]

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が試合を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

先週末のプレミアリーグ第25節チェルシー戦を1-1のドローで終え、連勝がストップしていたシティ。それでもミッドウィークの第18節延期分ブレントフォード戦では白星を手にしており、24日には再びの連勝街道を目指して第26節のボーンマス戦に臨んだ。

シティは24分、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドのシュートのこぼれ球をイングランド代表MFフィル・フォーデンが押し込み、先制。その後は追加点こそ奪えなかったが逃げ切りに成功し、アウェイで1-0の勝利を飾った。

2連勝により、首位リバプールを勝ち点「1」差で追走する中、グアルディオラ監督は決勝点をあげたフォーデンを称賛。ゴール以上にパフォーマンスが素晴らしかったとコメントしている。

「ゴールのことは忘れてほしい。もちろん重要なゴールだったが、彼がどのようなプレーを見せていたか理解しているだろうか?」

「彼がいかに試合をコントロールし、加速させていたか。彼はすでにトップクラスのサッカー選手になっている」

「彼は幼い少年から、ワールドクラスのトッププレーヤー“フィル“になっている。彼はとても良い。どこでもプレーできるが、特に中央のポジションでは本当に本当に素晴らしいプレーをすることができる」

また、ハードスケジュールの中でもしっかりと勝ちきっているチームの奮闘ぶりにも言及。複数のコンペティションを同時に戦う難しさについて語った。

「何と言えばいいのだろうか? カレンダーは非常に厳しいもので、我々に対する期待値も非常に高い。彼らは長年にわたって多くの試合や多くのことをこなしてきた。どこかで屈し、現状を維持できなくなるといつも思っているが、彼らは私を驚かせてくれる」

「私は彼らに『これが普通ではない』と言っている。何年もの間、我々は3日ごとに試合をこなしている。ボーンマスは1試合の準備に7日間費やしている。世界最高のチームになることを毎秒夢見ながら1週間過ごしているんだ」

「一方、我々の準備期間は3日しかない。それでも人々は同じ条件でプレーしていると言う」

「同じ条件でプレーしているわけではない。プレミアリーグだけを見れば同じ条件でプレーしているが、たくさんのコンペティションがある。私はそれが大好きだ」

「我々はまだそこにいる。いつまでこういったコンペティションにとどまることができるかはわからないが、少なくとも今はそこにいる。自分たちがどういった状況にあるのかを考えると信じられないことだ」

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