敵地でウズベキスタンに先勝、パリ五輪へ前進のオーストラリア女子代表指揮官は第2戦へ「自国ファンの声援は力を与えてくれる」

試合後に握手を交わすオーストラリアのグスタフソン監督とウズベキスタンの本田美登里監督[写真:Getty Images]

オーストラリア女子代表のトニー・グスタフソン監督が、ウズベキスタン女子代表との第1戦を振り返った。フットボール・オーストラリア(FA)が伝えた。
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"マチルダス"ことオーストラリアは24日、パリ・オリンピックアジア最終予選第1戦、ウズベキスタン女子代表との一戦をタシケントのミリー・スタジアムで行い、3-0で勝利を収めた。

圧倒的にボールを握り、前半は75%の支配率を記録したものの、シュート数は4本、枠内シュート1本にとどまるなど、攻めあぐねる時間が続いた。

だが73分、代表へ6年ぶりに招集されたミシェル・ヘイマンがセットプレーから頭で押し込み、自身代表8年ぶりとなるゴールで均衡を破ると、84分にメアリー・ファウラー、2分後にはケイトリン・フォードが続けざまにネットを揺らし、最終的には26本のシュートを浴びせるなど、3点差を付けて先勝した。

指揮官は試合後、ファウラーの「この手の試合では我慢の時間が続くことも、ゴールを決めるまでに時間がかかることも多い」との言葉に同意しつつ、「後半のチャンスをもう少し生かしたかった」と率直に述べた。

「コーナーキックから先制点を決められたことが大きかった。それでさらに2点を追加することもできた」

「自分たちが作ったチャンスを考えると、特に後半はもう少しゴールを決められたかもしれない。それは課題ととらえて、水曜日(28日の第2戦)に試合をするときには、もう少しチャンスを上手く生かしたいね」

「長時間のフライト、長距離移動はオーストラリアチームにとって常に課題だ。(ただ)多くの選手がヨーロッパでプレーしているが、彼女たちは長時間のフライトに慣れており、回復力も非常に優れている。また、自国のファンのサポートもありだろうから、多くの選手にエネルギーを与えてくれるはずだ」

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