キャプテンマーク直訴。S・ラモス、古巣R・マドリード戦で“ゲームキャプテン”として出場へ

写真:今夏、古巣のセビージャへ復帰したセルヒオ・ラモス ©Getty Images

セビージャ所属のDFセルヒオ・ラモスは、ゲームキャプテンとしてかつての本拠地サンティアゴ・ベルナベウに帰還することになりそうだ。スペイン人ジャーナリスト、ゴンサロ・トルトサ記者が伝えている。

2021年夏、16年間所属したレアル・マドリードに別れを告げ、新天地としてパリサンジェルマンを選択したS・ラモス。移籍初年度となった2021ー22シーズンには、CLベスト16で古巣レアル・マドリードとの対戦が実現したものの、ヒラメ筋の負傷により欠場を余儀なくされた。

そして、今夏にPSGとの2年契約が満期を迎えたS・ラモスは自身がプロデビューを飾り、亡き祖父の心のクラブでもあるセビージャへの復帰を果たした。昨年10月のリーグ戦にてすでにレアル・マドリードと対戦済みではあるが、サンティアゴ・ベルナベウでのプレーとなれば約3年ぶりになる。
 
2023ー24シーズン、セビージャはチームキャプテンとして4人の選手を指名した。MFイヴァン・ラキティッチ、MFフェルナンド、DFヘスス・ナバス、そしてS・ラモスの4選手だ。通常、ゲーム時にはJ・ナバスがキャプテンマークを巻いてプレーしているが、今節はS・ラモスがゲームキャプテンを務めると直訴し、キャプテンマークを付けての先発出場が濃厚となっているという。

なお、S・ラモスはビデオ・オンデマンド・サービス『DAZN』のインタビューにて、「もし、ゴールを決めてもセレブレーションはしない」と答えており、ゴールを決めた際には古巣のファンへリスペクトを示すと発言している。

今シーズン、開幕4連敗や2回の監督交代など不安定な戦いが続いているセビージャ。直近のリーグ戦4試合負けなしと、調子は上向いてきてはいるものの、降格圏まで6ポイント差となっており決して油断は出来ない状況だ。一方、レアル・マドリードは前節のラージョ・バジェカーノ戦で引き分けに終わったが、25節終了時点で2位のジローナに6ポイント差を付け、リーグタイトル獲得に向け着々と勝ち点を重ねて行きたいところだ。

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