【ミニレビュー】ティグロンの電源ケーブル“白虎”「TPL-3000A White Tiger」

今年から新たにスタートした「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今話題のアクセサリーを毎週1つピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介。今回は、ティグロン初の“3000番台”に挑戦したフラグシップ電源ケーブル、“白虎”こと「TPL-3000A-WT(White Tiger)」を速報レビュー!

TiGLON 電源ケーブル「TPL-3000A-WT(White Tiger)」 363,000円(1.2m/税込)、396,000円(1.8m/税込)※完全受注生産、3月1日より出荷開始

ひと通り聴いた後、「この音に耳が慣れたら大変なことになる」と慌てて外した。

ティグロンの新しいフラグシップ電源ケーブル、「TPL-3000A-WT」は、何を聴いても驚きの連続。タン・ドゥン&香港フィル「交響曲1997『天・地・人』」は冒頭の鐘の音が余韻も含めて圧倒的な生々しさ。児童合唱は極上の質感。作為的に強調された音像の輪郭線によってではなく、文字通り桁違いに多い音色、質感、そして空間情報によって各音像が描き分けられるさまはまさに圧巻。漫画やアニメと違って実写の被写体に輪郭線などないのだ。

マランツのSACDプレーヤー「SA-10」の電源ケーブルを“白虎”に交換

アブラス&フランダース歌劇場『マルコプーロス:オルフェウスの典礼』は男声のナレーションが超絶高解像度でリアルにもほどがある。さらに無限の肺活量さえ感じさせるほどに朗々と歌うバリトン。

コンセント側に「White Tiger」の文字が印字されている

困ったことに、システムの電源ケーブルを全てWhite Tigerにしたら…という夢想がずっと頭から離れない。

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