宝塚歌劇、劇団員急死問題 歌劇団側、一転パワハラ認める 阪急阪神HD・角和夫会長、理事退任へ

宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の宙組(そらぐみ)に所属していた劇団員(当時25歳)が、2023年9月に急死した問題をめぐり、歌劇団を運営する阪急電鉄を総括する、阪急阪神ホールディングス(HD 本社・大阪市北区)の角和夫会長が、歌劇団と宝塚音楽学校の両理事を退任する方向で調整していることが、26日までに関係者への取材でわかった。

「ヘアアイロン、わざとな気が…」宝塚歌劇、パワハラ問題

この問題をめぐっては、歌劇団側がパワーハラスメントがあったことを遺族側に伝えているという。昨年(2023年)11月に、外部の弁護士による調査報告書を公表した際の会見では「パワハラは認められない」と否定していたが、一転して認めた。
さらに角氏がこの問題をめぐる管理責任を認め、遺族側に直接謝罪する意向を示しており、3月に5回目の面談が予定されている。

角氏は昨年12月、音楽学校の理事長を退任して理事となり、現在は歌劇団理事長の村上浩爾氏が兼任している。

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