中国重慶市忠県にある長江の中州、皇華島。（2023年9月19日、小型無人機から、重慶＝新華社記者/王全超）
【新華社北京2月26日】中国の政策銀行の一つである中国農業発展銀行はこのほど、同行が「第14次5カ年規画（2021～25年）」以降、長江の保護と黄河流域の生態環境保護に対し、1兆5千億元（1元＝約21円）を貸し出したと明らかにした。2023年末時点の貸出残高は2兆3千億元以上に上り、社会効果の高いプロジェクトを支援した。
同行はここ数年、生態環境の修復や水利建設、農村振興など重点分野に焦点を当て、長江の保護と黄河流域の生態環境保護に対する金融サービスを強化してきた。そしてこのほど、「長江の保護と黄河流域の生態環境保護向け金融サービスのさらなる強化に関する意見」を発表した。政策を改善、関連措置を明確にすることで、金融サービスレベルを高めた。
同行は意見に基づき、役割や位置づけと結び付け、生態環境保護の総合対策、水資源と水の安全保障、国の食糧安全、新型エネルギー体系の構築、美しい農村建設など重点分野に焦点を当て、長江の保護と黄河流域の生態環境保護を包括的に支えるという。
