イオンが主導 ツルハとウエルシア統合検討

ドラッグストア2位のツルハホールディングスと首位のウエルシアホールディングスが、流通大手イオンの主導で経営統合を検討していることが分かりました。

イオンは両社の大株主です。直近の決算では、ツルハホールディングスの売上高は9700億円、ウエルシアホールディングスは1兆1442億円に上り、合算すると2兆1000億円超の巨大連合となります。

小売業全体で見ても、セブン&アイホールディングス、イオン、ユニクロを展開するファーストリテイリングに次いで国内4位の規模に浮上します。

ドラッグストア業界はこれまで右肩上がりで成長してきましたが、全国で店舗が飽和状態になるなど競争が激化しています。

両社は既に業界トップを争う規模ですが、規模拡大で仕入れや物流を強化し、経営の効率化を狙います。

イオンは既にツルハ株を13.6%、ウエルシア株を50.6%保有していて、ツルハ株についてはさらにおよそ13%を持つ香港の投資ファンドから取得する方向で調整しています。

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