今年は異例 3月のスタートは真冬の寒気流入 再び太平洋側で雪のおそれ

この冬は「暖冬」でした。
きのうまでの90日間(おおよそ冬の期間)の平均気温を見てみても、
九州~東北にかけては赤色の所が多く、
平年より1.5℃以上高い所が多くなりました。

また、北海道や沖縄も、オレンジや黄色の所が多く、
平年の気温を上回り、
まさに今冬は、全国的に「暖冬」となりました。

記憶に新しいですが、
先週20日には、群馬県伊勢崎市などで最高気温が25℃を超え
伊勢崎市などでは観測史上初の「2月の夏日」を観測しました。

この異例の暖かさからは一転、3月のスタートは真冬の寒気が流れ込んできそうです。

2月29日(木)~3月1日(金)にかけて、
低気圧が本州の南岸を発達しながら通過する予想です。

この低気圧は「南岸低気圧」と呼ばれ、
太平洋側で雪や冷たい雨をもたらす低気圧です。

この南岸低気圧の影響で、
29日(木)の夜~1日(金)にかけて
東~北日本の太平洋側で再び雪の降る可能性が高くなってきています。

東京都心などは今の所、
雪より雨の可能性が高くなっていますが、
今後の低気圧の発達具合や進路によっては
予報が大きく変わる可能性がありますので、
今後も最新の予報をチェックするようにしてください。

さらに、その後も3月上旬は定期的に真冬並みの寒気が流れ込み、
これまでの暖冬傾向から一転、
この時期らしい肌寒い早春の気温となる見込みです。

今年は2月よりも3月の方が
真冬並みの寒さとなる日がありますので、
まだ冬物のダウンやコートなどは
しまわないようにしておいてください。

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