「またもや」「ギリセーフ」 リヴァプール遠藤航の優勝カップ掲揚シーンがフレームアウト 過去にはアジア選手がカメラワークの“犠牲”に

写真:リヴァプールの勝利に貢献した遠藤がまさかの…… ©Getty Images

現地時間2月25日に行われたカラバオカップ決勝でチェルシーとリヴァプールが対戦し、リヴァプールが延長戦の末に1-0で勝利して同大会優勝を飾った。

リヴァプールに所属する日本代表MF遠藤航は、アンカーポジションで先発出場。オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフ、アルゼンチン代表MFアレクシス・マクアリスターとともに中盤からチームを支えた。

緊迫した展開となった試合は、後半を終えてもスコアが0-0のまま。延長前半でも互いにゴールを割ることができず、延長後半も間もなく終了しようかという118分、ついに試合が動いた。コーナーキックのボールにオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが頭で合わせ、リヴァプールが先制。キャプテンの一撃が決め手となってリヴァプールが1-0で勝利し、2年ぶり10度目となるカラバオカップ優勝を飾った。フル出場を果たした遠藤は攻守にわたって精力的に動き回り、勝利に大きく貢献している。

だが、試合後の優勝セレモニーでは、現地のカメラワークをめぐってSNS上で賛否が分かれる事態が発生した。ユルゲン・クロップ監督とファン・ダイクが同時に優勝カップを掲げると、ほかの選手たちも次々と優勝カップを手に喜びをあらわに。しかし、遠藤に順番が回る直前、それまで正面から映していたカメラが横からのアングルに切り替わり、遠藤の顔が手前の選手と被る形となった。

実は、アジア選手がカメラワークの“犠牲”となったのは今回が初めてではない。リヴァプール時代の日本代表FW南野拓実、レスター時代の元日本代表FW岡崎慎司のほか、マンチェスター・ユナイテッド時代の元韓国代表MFパク・チソンも、優勝カップを掲げる瞬間に映像が切り替わりフレームアウトした過去がある。

偶然か意図的かは定かでないものの、度重なるフレームアウト被害に対してSNSでは「またもやカメラワーク」「今までの積み重ねがあるからどうして突然画角変えたの?ってなる」と不満の声が上がる一方で、「南野や岡崎のときと違ってギリギリセーフか?」と、これまでの件ほど露骨なフレームアウトではないという意見も。なお、『DAZN』で解説を務めたサッカー指導者・解説者の林陵平氏は「遠藤のとき、カメラワーク前にしてほしかったですね」と心境を吐露した。

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