カラバオカップ優勝のリヴァプール クロップ監督が多くの若手選手が出場した勝利を称賛「正気の沙汰ではない」

写真:カラバオカップで優勝したリヴァプールのメンバー©Getty Images

リヴァプールがカラバオカップ決勝戦でチェルシーに0-1で勝利し、通算10度目となるリーグカップのタイトルを手にした。主力にケガ人が続出している中、ユルゲン・クロップ監督は、多くの若手選手たちによって成し遂げた勝利を「正気の沙汰でなはい」と語り、称賛した。

現地時間2月25日に行われた、カラバオカップ決勝戦チェルシー vs リヴァプールの試合は、延長後半13分のフィルジル・ファン・ダイクのゴールでリヴァプールが劇的な勝利を飾った。モハメド・サラー、ダルウィン・ヌニェス、ディオゴ・ジョタ、ドミニク・ソボスライ、カーティス・ジョーンズ、アリソン・ベッカーなど、多くの主軸選手を欠いたリヴァプール。ベンチメンバーには、アカデミーの若手選手が中心の顔ぶれとなった。

若手選手の起用に関して問われたクロップ監督は以下のように語った。

「その瞬間の(交代を決断する)思考プロセスに、年齢はまったく関係しない。誰が起用可能か知っていたし、チームを構築しなければならなかった」

「アカデミーの選手たちを出場させた時、人々は『もう終わりだ。彼ら(リヴァプール)は諦めた。水曜日にもまた試合があるから…』と考えていたと思う。しかし、実際はそうではなかった。我々はフレッシュな選手が必要で、変更を加える必要があったことは明らかだった」

この試合では20歳のハーヴィー・エリオットとコナー・ブラッドリーが先発出場し、10代のボビー・クラーク、ジェイムズ・マッコネル、ジェイデン・ダンズ、21歳のジャレル・クァンザーが途中投入された。クロップ監督はそれぞれの選手に以下のようにコメントを残した。

「ボビー・クラークの成長は本当にクレイジーなもので、マッコネルの成長は常軌を逸している。ダンズは最近トップチームのトレーニングに加わったばかりだが、本当に特別で2ゴール決めるチャンスがあった。彼らがしたことは信じられない」

タイトルを獲得したリヴァプールは、現地時間2月28日にFAカップ5回戦のサウサンプトン戦をすぐさま控えている。選手のローテーションを行う可能性のあるサウサンプトン戦では、若手選手たちのさらなる活躍が見られるかもしれない。

© 株式会社SPOTV JAPAN