ガラスに風や銀河 「風の又三郎」テーマ 和風銀が作品展示 花巻・田舎labo

和風銀が生み出す美しい耐熱ガラスアクセサリー

 耐熱ガラスアクセサリーを制作している和風銀(久慈市)の作品展「どっどどどどう風の又三郎」は、花巻市湯口字蟹沢の田舎laboで開かれている。花びらや風、銀河をガラスの中に閉じ込めたような美しいアクセサリーが展示、販売され、訪れた人たちを魅了している。3月20日まで。

 和風銀は門舛託也さん(43)、聡子さん(43)夫婦で活動している。アクセサリーは酸素バーナーなどを使用して純金と純銀をガラス内部に閉じ込めて発色させる着色技法「フューミング」を駆使し制作している。門舛さん夫婦は2013年ごろにフューミングを知り、講座などを受けて技法を学び、14年から活動を開始した。

 作品展では、花巻市出身の宮沢賢治の童話をテーマにしている。今回は「風の又三郎」で、アクセサリーや置物など100点以上を並べている。門舛さん夫婦によると、ガラスは化学実験器具で使用される物で軽くて壊れにくいという。

 展示会の開催時間は午前11時から午後5時まで。今月27日は定休、3月は火曜定休。問い合わせは同店=0198(29)5991=へ。

© 岩手日日新聞社