不適切ジェスチャーのC・ロナウドに制裁?2日以内に処分の有無決定へ

写真:アル・ナスルでプレーするクリスティアーノ・ロナウド ©Getty Images

現地時間2月25日に行われたサウジ・プロフェッショナルリーグ第21節、アル・シャバブ vsアル・ナスルの一戦で対戦相手であるアル・シャバブのファンに対し軽蔑的なジェスチャーを行ったとし、FWクリスティアーノ・ロナウドが処罰を受ける可能性があるという。スペイン『Sport』電子版が報じている。

試合は2ー2で迎えた86分、アンデルソン・タリスカが決勝ゴールを決め、アル・ナスルが逆転勝利を収めた。問題となっているのは試合後、C・ロナウドがホームチームであるアル・シャバブサポーターが陣取るスタンドに向け、右前腕を股間の前で上下させるジェスチャーを行ったというものである。
 
事の発端はアル・シャバブのサポーターがC・ロナウドに対し、「メッシ、メッシ」と長年ライバル関係にあったアルゼンチン人プレーヤーの名を叫んだことにあると推測される。

これを受け、サウジアラビアサッカー連盟の規律委員会は調査を開始し、2日以内に選手に対する処分を下す予定だという。しかし、調査は中継カメラの映像を基に行われるため、SNSなどで拡散される観客が撮影したと思われる映像は調査の対象外だという。そのため、C・ロナウドに厳しい制裁が下される可能性は低いと同紙は指摘している。

なお、C・ロナウドは過去に2度、アル・ヒラル戦で相手サポーターの煽りを受け、不適切なジェスチャーを行っている。選手本人に非があるのは事実だ。しかし、プレーヤーに処分が下されるのであれば、当該サポーターまたはクラブに対しても同様に罰則を課すべきであろう。

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