ブドウの栽培から醸造まで手掛けた「純宇都宮産ワイン」が誕生 試飲会「コクがあっておいしい」

 ブドウの栽培から醸造までを手掛けた「純宇都宮産ワイン」が、宇都宮市内のワイナリーで誕生しました。

 宇都宮市内でのワイン醸造は初めてといい、26日は、酒販店などの関係者が集まり試飲会が行われました。

 このワインを製造したのは、宇都宮市新里町にある「Hinoeワイナリー」の吉村潔さんと慎子さん夫妻です。吉村さんは東京都内のIT企業に勤務していましたが、ワインづくりを目指して就農しました。

 2015年に本格的にブドウの栽培に乗り出し、2019年から山梨県の会社に醸造を委託し、宇都宮市内のレストランなどに販売しています。そして、2022年に醸造施設が完成し2023年2月に果実酒の醸造免許を取得して、今年念願の純宇都宮産ワインができました。

 出来上がったワインは「Hinoeメルロー」と「Hinoeシャルドネ」など4種類です。それに、甲州産ブドウなどを使った3種類も醸造しました。

 26日に行われた試飲会には、宇都宮市内の酒販店や飲食店の関係者などおよそ20人が参加し、出来上がったワインを吟味しました。参加者からは「コクがあっておいしい」や「和食に合いそう」などと感想が寄せられました。

 Hinoeワインは、3月9日からHinoeワイナリーなどで一般に販売予定です。

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