農業発展銀行、東北地域の実体経済向け支援強化

農業発展銀行、東北地域の実体経済向け支援強化

吉林省舒蘭市平安鎮で稲刈りをする農家の人。(2023年9月22日撮影、長春=新華社記者/姜明明)

 【新華社北京2月27日】中国の政策銀行の一つである中国農業発展銀行はこのほど、「新時代の東北地域の全面振興向けサービスで新たな進展をとげる措置に関する意見」を発表した。東北地域の全面振興向け支援を着実に強化、国防安全、食糧安全、生態環境安全、エネルギー安全、産業安全を確保、東北地域の全面振興に向けた新たな進展の獲得を支える。

 意見は業務発展の重点を明確にし、「三農」(農業・農村・農民)向けサービスという主な職責に立脚点を置き、国の食糧安全、現代的大規模農業、生態資源の保護と利用、農村建設、公共サービスのレベルアップ、現代的インフラ体系の構築など重点分野を全力で支え、東北地域の実体経済に対する信用貸出を引き続き増やすよう求めた。東北地域が有する資源と産業の現状を統一的に考慮し、商品モデル、サービス手段、業務プロセスの刷新を急ぎ、資源の配置と差別化政策を改善し、農業分野の政策性金融で経済と社会の発展にサービスを提供する質と効率を高め、東北地域の農村金融体系における基幹的な役割を発揮するとした。

 同行はここ数年、東北地域に対する支援を継続的に強化しており、「第14次5カ年規画(2021~25年)」以降7418億元(1元=約21円)を貸し出した。2023年末時点の貸出残高は9061億元に上り、2021年比で15%(1177億元)増加した。

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