信州を「クラフトの聖地」へ クラフト振興協会発足【長野】

信州を「クラフトの聖地」へ。手作業で木工や織物などの工芸品を作る、クラフト文化の発展を目指す協会が発足しました。

■県クラフト振興協会・関始 理事長
「横のつながりを作っていくことが、手工業に携わる方、そういう製品をを愛する人に大きなプラスになるだろうと」

「長野県クラフト振興協会」は工芸品の作り手やデザイン事務所の代表、専門学校の校長など8人のメンバーで発足しました。県などと連携し、信州ハンドクラフトフェスタといったイベントの開催や販路の拡大、後継者不足への対策を通して、クラフト文化の普及・発展を目指します。

■県クラフト振興協会・関始 理事長
「デジタルが振興して手仕事・手工芸が衰退する懸念もあったが、デジタル化が進むほど手工業は際立つ傾向になってきた」

県は去年、「伝統的工芸品を未来につなぐ条例」を制定。工芸品を盛り上げる動きが活発になる中、子どもたちがものづくりに親しむワークショップの実施も検討しています。

■県クラフト振興協会・関始 理事長
「後継者の問題ってあると思うので、子どもたちにものづくりを経験してもらう、そして作った喜びを感じてほしい。クラフトの国・手作りの国信州をアピールしていきたい」

将来的には、工芸品に箔を付ける表彰も考えているということです。

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