金沢動物園、天然記念物「ニホンライチョウ」死ぬ 富山から来園した翌日に

金沢動物園到着後に撮影された生前のニホンライチョウ(同園提供)

 横浜市立金沢動物園(金沢区)は、国の特別天然記念物「ニホンライチョウ」1羽が来園直後の23日に死んだと発表した。安全な施設での保護や繁殖に取り組む生息域外保全の計画に基づき、富山市の動物園から転園した翌日だった。今後、詳しい死因を調べる。

 同園によると、ライチョウは2歳の雌で、体長約35センチ、体重約500グラム。22日に富山市ファミリーパークから新幹線と車で運ばれてきた。富山駅から約4時間半の移動中や同園到着後に異変はみられなかったものの、23日午前8時半、屋内のケージで死んでいるのを飼育員が発見した。

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