「小さな庭の高い壁」は中国の革新的発展止められない 中国外交部

「小さな庭の高い壁」は中国の革新的発展止められない 中国外交部

27日、記者会見に臨む中国外交部の毛寧報道官。(北京=新華社配信)

 【新華社北京2月27日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は27日の記者会見で、米半導体大手エヌビディアが米証券取引委員会(SEC)に提出した文書で、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)を人工知能(AI)チップなど複数部門の主要競争相手に挙げた上で、米政府がチップ輸出制限を強化すればエヌビディアの競争力が損なわれると指摘したとの報道に関し、次のように述べた。

 「小さな庭の高い壁」(スモールヤード・ハイフェンス=特定の先端技術の厳重管理)は中国の革新的発展の歩みを止められず、米国企業を含む産業全体の健全な発展にもマイナスになることは事実が証明している。

 開放と協力は半導体産業の革新的原動力であり、中国は世界の主要な半導体市場の一つとなっている。人為的な市場の分断は、世界の産業チェーン・サプライチェーン(供給網)の安定を損ない、効率と革新を阻害する。いかなる側の利益にもならない。

 米国は市場経済と公平な競争の原則を順守し、各国の企業が健全な競争を通じて科学技術の発展と進歩を促すのを支持すべきである。

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