黒木瞳と大東駿介が幸澤沙良主演「JKと六法全書」に出演。ヒロインの祖母、相棒弁護士役に

黒木瞳大東駿介が、テレビ朝日系で4月にスタートする金曜ナイトドラマ「JKと六法全書」(金曜午後11:15。一部地域で放送時間が異なる)に出演することが分かった。

幸澤沙良が主演を務める「JKと六法全書」は、弁護士として奔走しながら高校にも通う主人公・桜木みやび(幸澤)が、法廷や学校で旋風を巻き起こしていく“法曹×学園”のハイブリッドドラマ。成人年齢が18歳に引き下げられ、高校生も法廷と関わりを持つことになった現代。史上最年少で司法試験に一発合格し、弁護士の顔も持つ高校2年生のみやびが現役女子高生弁護士=“JKB”として突き進んでいく姿を描く。

弁護士の祖父から英才教育を受け、超難関と言われる司法試験に史上最年少で一発合格したみやびは、祖父との約束を果たしたことで、上京することを許可される。そして、東京の法律事務所で所長を務める祖母の下、見習いの新人弁護士として働くことに。

そこで、みやびの教育係を任されるのが、大東が演じるヤメ検(元検事)の先輩弁護士・早見新一郎。職務中に競馬をしていたことがバレて検事を辞めることになってしまった、どうしようもない一面もあるが、豊富な人脈を武器に弁護士としては優秀。野心家でもある早見にとっては、みやびの教育係は不本意で、気が強くて真っすぐ過ぎるみやびとはたびたびけんかになるが、いざとなると頼りになる存在で、みやびのよき相棒となっていく。

大東は「本作への最初の印象は、女子高生と法律、弁護士という突飛な設定が面白いと思いました。実は、弁護士資格には年齢制限がなく、実際に高校生のうちに司法試験に合格した方がいらっしゃるそうで、女子高生弁護士というのはドラマの中だけの話ではなく、本当にあり得るとのこと。脚本を担当されている柏谷周希さんは現役の弁護士で、すべてを知り尽くした柏谷さんがこの作品で伝えたいことにとても興味がありますし、楽しみです」と期待を寄せる。

続けて「本作の脚本を読み進めると、感情論では語れない“法”、倫理では割り切れない“青春”、このドラマの持っている二つの要素のその引き合った真ん中に、リアルな人間が見えてくるなぁと感じました。私は弁護士を演じるのは初めてで、弁護士の仕事は常に人の人生の大きな出来事に立ち合う仕事だと思います。俳優の仕事とも重なるところがあり、とても興味深いです」と述べ、「人として、弁護士として未熟ながらも弁護士倫理に縛られず、素直に思いのままに人と向き合う女子高生弁護士・桜木みやびの物語をぜひご覧ください。僕は隣でしっかり支えていきたいと思っています」と意欲を燃やしている。

そして、黒木が扮(ふん)するのは、みやびが上京して働くことになる桜木法律事務所の所長・桜木華。関東弁護士会の会長を務め、権力志向が強く、日弁連の会長の座も狙っているというつわものだ。仕事の敏腕ぶりはすさまじく、法律事務所には華の太客が多数いる。同時に、おばあちゃんとはとても見えない驚異の容姿の持ち主で、本人にも自覚があるため、みやびにとっては祖母だが「おばあちゃん」とは決して呼ばせない。

黒木は「出演のお話を聞いて、深夜番組は面白い作品が多いので、楽しんで撮影に臨めるのではないか、とワクワクしました。『JKと六法全書』はとてもポップな作品で、私自身も今までと全く違うキャラクター作りができるのではないかと思います。法曹ドラマですので、真剣な部分と遊びの部分のメリハリを楽しみたいです」と意気込み、「高校生が弁護士という意外性も楽しんでいただけますし、面白さの中にも、ご覧になられるお一人お一人が考えさせられるような要素も詰まっています。どうぞお楽しみください」とアピールしている。

なお、15秒ティザー映像が公開され、幸澤がラップにのせてSNS風ダンスを披露するキュートな姿が好評。それに続いて、3月1日放送の「おっさんずラブ-リターンズ-」(金曜午後11:15。一部地域で放送時間が異なる)内で30秒ティザーを公開予定。幸澤と一緒に大東と黒木もラップに合わせて華麗なダンスを見せる。こちらも楽しみだ。

「JKと六法全書」の脚本を手掛けるのは、映画「金融腐蝕列島・呪縛」(1999年)で日本アカデミー優秀脚本賞をはじめ、数々の賞を受賞した社会派作品を得意とする鈴木智氏と、刑事事件を担当する現役の弁護士で脚本家でもある柏谷周希氏のコンビ。細やかなディテールにこだわり、リアリティーを追求した物語を鮮やかに紡ぎ出す。

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