【バンビシャス奈良】プレーオフ圏内の神戸との対戦は1勝1敗で終える

【バンビシャス奈良】プレーオフ圏内の神戸との対戦は1勝1敗で終える

2024年2月23日、24日、バンビシャス奈良は西宮市立中央体育館で神戸ストークスと対戦。

23日は68-56で勝利したが、24日は延長戦までもつれこむも70-71で惜敗。

バンビシャス奈良 68-56 神戸ストークス(2024年2月23日)

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1Q、笠井康平選手のアシストを受けたシャキール・ハインズ選手の得点で奈良が先制。奈良はハードなディフェンスから、神戸のフィールドゴール成功率を25%に抑え、17-11でリードして終える。

2Q、神戸に3Pシュートで先手を許してしまう。しかし、古牧昌也選手が3Pシュートを返すとそこから、シェイク・ムボジ選手の速攻からのダンクやハインズ選手、柳川幹也選手の3Pシュートなどもあり、16点のランに成功。このクォーターで26得点をあげ、43-25とリードをさらに広げてハーフタイムを迎える。

3Q、高いディフェンス強度を保ち続けた奈良は、このクォーターでも神戸のフィールドゴール成功率を25%に抑え、失点を10点にとどめる。オフェンスでは、林瑛司選手、ムボジ選手、ハインズ選手がそれぞれ4得点、キャメロン・ジャクソン選手が2得点をあげ、57-35で最終クォーターへ。

4Q、大量の点差をひっくり返すべく、強度を増してきた神戸に苦戦し、フィールドゴールはムボジ選手のボースハンドダンクを含む3本のみに抑えられてしまう。しかし、これまでに築いたリードが生き、68-56で勝利し、前節から2連勝をあげた。

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小野秀二HCコメント

「個人技が高く、シュート力のあるチーム神戸が相手ということもあって、とにかく我々の持ち味であるディフェンスを機能させることを徹底しようと、選手全員が必死にやってくれたことが一番の勝因だと思います。また、チーム神戸は大きな選手が多く、オフェンスリバウンドの数も多いチームです。出だしこそ何本かやられましたけど、それ以降はセカンドチャンスポイントを与えることなくできたことも良かったと思います。」

バンビシャス奈良 70-71 神戸ストークス(2024年2月24日)

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1Q、林選手のフリースローによる得点で、この日も奈良が先制点をあげる。その後は、神戸に連続得点でリードを許してしまう。しかし、ジャクソン選手がレイアップからの得点で神戸の連続得点を止めると、笠井選手のアシストから今度は3Pシュートを成功させるなど、8得点の活躍を見せ、12-17で終える。

2Q、ムボジ選手がペイントでバスケットカウントから3点プレーを成功させると、その後はフリースローで得点を重ね、徐々に点差を縮める。終盤には、ジャクソン選手が再びレイアップと3Pシュートを決め、逆転。最後は神戸に得点を許してしまい、28-29で再び神戸にリードを渡すも、1点差でハーフタイムへ。

3Q、笠井選手のアシストから本多純平選手が得点を重ねる。本多選手はこのクォーターだけで9得点の活躍を披露し、奈良の攻撃を牽引。お互いに点を取り合い、競った展開となったこのクォーターは、47-50とワンポゼッション差で最終クォーターを迎える。

4Q、神戸に先に得点を許すも、林選手とハインズ選手で6点のランに成功し、逆転。しかし、その後は神戸にも連続得点を許してしまい、追いかける展開が続く。残り時間1分半で6点のビハインドを背負うも、古牧選手が3Pシュートを成功。次のポゼッションで神戸の攻撃を守り切ると、今度はハインズ選手が3Pシュートを成功させ、62-62で同点に持ち込みオーバータイムへ。

OT1、ハインズ選手のフリースロー、ムボジ選手のゴール下の得点と、連続得点で奈良が先行する。しかし、残り20秒で神戸に1点のリードを許してしまう。奈良の最後の攻撃で、古牧選手が逆転の3Pシュートを狙ったが、これは惜しくもリングに嫌われ、70-71で惜敗。

笠井選手はこの日、自身のキャリアハイとなる13アシストを記録した。

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小野秀二HCコメント

「外国籍選手のところでファウルトラブルがあった中で、我々の持ち味であるディフェンスでしっかりと追いかけて、延長まで持っていった選手たちのがんばりに、本当に感謝したいと思います。負けはしましたが、我々の目指すバスケットが、チームに浸透するゲームになったと思います。これを先につなげていきたいと思います。」

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