ふるさと納税厳格化 千葉県内自治体も影響

ふるさと納税厳格化 千葉県内自治体も影響

 2023年10月からルールが厳格化したふるさと納税。
 千葉県内トップの寄付総額を誇る勝浦市も影響を受けています。
 10月以降の寄付総額は、前の年の同じ時期に比べ5分の1程度に留まりました。

 ふるさと納税制度の厳格化に伴い、自治体は、2023年10月から返礼品やその送料など、ふるさと納税にかかる経費の合計額を寄付金の半分以下に抑えるため、これまでより寄付金を引き上げたり、返礼品の量を少なくしたりしました。

 2022年度、寄付総額が県内トップだった勝浦市も影響を受け、2023年10月から2024年1月までの寄付総額は、約7億7000万円と、前の年の同じ時期より5分の1程度に留まりました。

 ただ、年間でみると、厳格化前の「駆け込み需要」を取り込んだ結果、4月から1月までの寄付総額は、前の年の同じ時期とほぼ同じ水準で約49億円に上るということです。

 市の担当者は、「新たな返礼品の掘り起こしに注力していきたい」と話しています。

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