くくり雛 個性競い 3月3日までまつり・奥州

特設会場にずらりと並んだくくり雛=奥州市水沢、メイプル

 第23回「奥州水沢くくり雛(びな)まつり」(実行委主催、岩手日日新聞社など後援)は28日、奥州市水沢の中心市街地3会場で開幕した。明治、大正期に盛んに作られた春の風物詩を今に伝えようと、水沢くくり雛保存会(佐々木恵子会長、会員14人)などの出展により新旧多数を展示し、華やかに桃の節句を祝っている。3月3日まで。

 会場は同市水沢字横町のメイプル東館1階、同市水沢字吉小路の市武家住宅資料館、同市水沢西町のみずさわ観光物産センター2階。このうちメイプルでは、同保存会員11人が1組ずつ段飾りを出展し、毎年こつこつと増やしている自作のくくり雛を披露。他にも旧家に伝わるくくり雛などを飾った。

© 岩手日日新聞社