奈良高校創立100周年で3月1日に記念切符発売 2年生の海辺亮人さんが企画、デザイン

発売される記念入場券と台紙を手にする海辺亮人さん=28日、近鉄大和西大寺駅

 奈良県立奈良高校(奈良市朱雀)の創立100周年を記念し、同校2年の海辺亮人さん(17)が、最寄り駅の近鉄高の原駅の記念入場券と台紙をデザインした。3月1日午前6時半から、大和西大寺駅の中央出札窓口で発売される。販売は4月30日まで。1枚180円で1000枚限定。

 海辺さんは同校鉄道愛好会のメンバーで、記念切符の収集が大好き。これまでに集めた各種の記念切符は約250枚になるという。小学4年の時に祖父が自身の誕生日にちなんだ記念切符をプレゼントしてくれたのがきっかけで、以来、記念切符が宝物になった。

 今回、学校の創立100周年を祝福し、自ら記念切符のデザインを考え先生に相談。近鉄も賛同し実現した。台紙のデザインは学校を紹介する構図。初代、二代、三代と変化した校舎の写真と歴史、入場券には校章を入れた。

 海辺さんは「在校生もOBも地域の人も、記念入場券を手にして一緒に100周年を祝えるとうれしい」と笑顔を見せた。

 高の原駅でも、卒業式の3月1日午後1時~2時と、入学式の4月9日正午~午後1時に販売される。

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