栃木県内の児童虐待認知件数が最多527件

 2023年の1年間に栃木県内で確認された児童虐待の件数が、統計開始以来最も多くなったことが県警のまとめで分かりました。

 栃木県警察本部によりますと、2023年の1年間に県内で確認された児童虐待の件数は527件で、2000年の統計開始以来最も多くなりました。

 前の年と比べて67件増加していて、被害が確認された人の数は770人でした。

 確認された児童虐待のうち最も多かったのが、暴言や無視などによって精神的な苦痛を与える「心理的虐待」で319件、次いで暴力などによる「身体的虐待」が154件でした。

 また、検挙に至ったのは19件で、暴行・傷害が10件監護者による性交等が4件殺人または殺人未遂が3件でした。

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