白熱!「全校かくれんぼ」 学校のねらいとは【長野・佐久市】

小学校で「全校かくれんぼ」

佐久市の小学校で、全校児童が参加するかくれんぼ大会が開かれました。今の時代だからこその、ある「狙い」もありました。

■校内放送
「よーいスタート」
■山岸玲記者
「学校全体で全校児童が参加する大かくれんぼ大会がスタートしました」

佐久市の中込小学校で開かれた「全校かくれんぼ」。学校の敷地内に隠れた47人の6年生を、300人近い下級生が探します。6年生が「全校児童に楽しんでもらいたい」と企画しました。

■カメラマン
「あれ見つかっちゃった?」
■6年生
「見つかっちゃいました」
■見つけた1年生
「(6年生の)影が見えました」

隠れていた6年生も、本気でした。

■栁澤一志さん(6年)
「30分近く下見して強いところを探しました」
■柳澤征和さん(6年)
「カメラマンさんでばれないようにちょっとね、しゃがんどいてくださいね」

体育館のステージ裏では。

■6年生
「上にビート板やればばれないと思う」
■児童会長 江刈内めいさん(6年)
「ちょっとせまい、ここばれる気がする」

スタートしてまもなく…

■児童
「いない、必ずどこかにいるんだ」

いるんです、ここに!

またもや忍び寄る足音…。

■児童
「ここさー、いなくない?」「絶対いないよここ」

そして!!

■児童
「さすがにいないか」「いません」

15分の制限時間がきました。

■記者
「見つからなかったね」
■児童会長 江刈内めいさん(6年)
「よかった」

最後まで見つからなかったのはこの3人でした。

■5年生
「見つけられなかったけど楽しかったので、また来年もやれたらやってみたいと思いました」30
■2年生
「初めてやって誰も見つけられなかったけど楽しかったです」52

児童は、コロナ禍で交流できない期間が長くありました。人間関係の作り方を学び、学年を超えた絆を地域のつながりに。学校側には、そんな狙いもあったそうです。

■全校かくれんぼリーダー・桃井健成(たける)さん
「全校の皆さんが楽しんでくれてうれしかったです。(絆が)深まりました」

卒業を前に、思い出ができました。

© 長野朝日放送株式会社