ツルハ、イオン子会社に 旭川で創業、ドラッグストア業界2位 トップのウエルシアと統合

ドラッグストア業界2位のツルハホールディングスが、2027年末までに流通大手イオンの子会社になることが発表されました。「ツルハ」「イオン」、イオンの子会社でドラッグストア業界首位の「ウエルシアホールディングス」の3社がきのう、札幌で記者会見を開きました。ツルハがウエルシアを完全子会社化したのち、2027年末までにイオンがツルハの株式を香港の投資ファンドから追加取得するなどして子会社化する方針です。実現すれば業界首位と2位の経営統合となり、売上高2兆円以上の巨大ドラッグストアが誕生します。

ツルハ 鶴羽順社長「イオングループのヘルス&ウエルネス事業の中核会社となり、ウエルシアとの経営統合が最善の道であるという結論に達した。(3社の)経営資源を最大限活用し連携することで日本最大のドラッグストア連合体を創成していく」

ツルハホールディングスは、1929年に旭川で「鶴羽薬師堂」として創業しました。91年に本社を札幌に移転。95年には当時のジャスコと業務提携を結び、現在、道内432店舗を含め全国におよそ2600店舗を構えています。今後は仕入れや物流を強化し海外展開に力を入れたいとしています。

ツルハ 鶴羽順社長「(海外の)売り上げ規模3兆円をターゲットとしてアジアナンバーワンのグローバル企業へと成長を目指す。(今後)5年くらいのスパンの中で達成したい」

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