リヴァプールのアカデミー出身であるFWルイス・クーマスとFWジェイデン・ダンズが、それぞれトップチーム初ゴールを記録した。リヴァプールは両選手の活躍により、FAカップ準々決勝へ進出した。
負傷者の離脱が相次ぐなか、リヴァプールの若き才能たちがチームを勝利へと導いた。現地時間2月27日に行われたFAカップ5回戦のサウサンプトンとの試合、リヴァプールは大幅にメンバーを入れ替えて臨んだ。
この試合で左ウィングとして先発出場した18歳のクーマスは、これがトップチームでの初出場となった。前半は両チームともにスコアレスの展開が続いた。しかし前半44分、クーマスはボックス手前で右足を一閃すると、ゴールの隅へとボールが吸い込まれチームに先制点をもたらした。
後半にはもう1人の若手選手が躍動する。後半63分、同じく18歳のダンズが途中出場すると、ダンズはボックス内でハーヴィー・エリオットのパスをゴール手前で合わせてゴールを決めた。これがダンズにとってトップチーム初ゴールとなった。さらに、後半88分にダンズはこの試合2得点目となるゴールを決めた。
クーマスとダンズの活躍でリヴァプールはサウサンプトンに3－0で勝利した。リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督は若手選手たちのプレーについてこう語った。
「若者が大きなステップを踏み出した。ボールを持っている彼らの姿は熟練して見える。まだあらゆる面で成長しなければならないが、それは彼らにとって特別なことだ。そして、私にとっても不思議なことだった。多くの若手がプレーして、それでも試合に勝てるなんて、今まで経験したことがない。本当に面白い経験だ」
