見頃のカンザクラ、ナガイモの春堀り 信州にも南から春【長野・天龍村】

見頃迎えたカンザクラ

信州にも南から春が近付いています。県最南端の天龍村でカンザクラが見頃を迎えました。

あいにくの曇り空となり、時折、日がさし込む天龍村のJR飯田線・伊那小沢駅。カンザクラの甘い香りに誘われ、メジロがやってきました。伊那小沢駅のカンザクラは、県内で一番早く咲くサクラとして知られています、

■天龍村商工観光係 斉藤佑馬さん
「これからの時期はソメイヨシノなども咲いてきますし、お祭りなどもありとてもにぎやかになるので 是非、天龍村にお越しい
ただき春を先取りしていただいたらいいと思います」

このカンザクラは2017年の台風で倒れてしまいましたが、その翌年から毎年花を咲かせています。今年は例年より10日ほど早く開花し、今は7分咲きです。

一方、県内有数のナガイモの産地・山形村では、春の収穫が間もなく最盛期を迎えます。越良治さんの畑では、ナガイモを傷つけないよう、一本ずつ手で掘り出していました。長さおよそ70cm、重さ1kmほどです。ナガイモは春と秋の2回収穫され、「秋掘り」に比べて「春掘り」は、冬を越したことで粘りや甘みが増すということです。山形村のナガイモは、県内を中心に出荷され
スーパーや直売所に並びます。

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