小学生の「強風オールバック」、休み時間に〝ライブ〟 なぜ?【長野・塩尻市】

3年生による「強風オールバック」

塩尻市の小学校で、児童が休み時間にダンスを披露しました。「西小ライブ」と名付けられ、地域の人たちも参加して交流の場になっています。

塩尻西小学校で不定期に開催している「西小ライブ」。休み時間の午前10時半から15分間、歌やダンスが披露されます。3年1組の児童が踊るのは、SNSなどで人気の「強風オールバック」。前髪が風にあおられて、オールバックになってしまった状況を歌っています。癖になるメロディーとミュージックビデオで、ユーチューブでは8000万回再生と〝バズって〟います。扇風機を使って強風を再現しましたが…。

■3年1組の児童
「(風を)全然感じなかった。オールバックにはならなかったけど皆と楽しく出来て良かった」
■3年1組の児童
「皆の前で練習の成果が出て良かったです」

ライブには、地域の人たちも積極的に参加しています。昭和40年代に作られた「塩尻音頭」を子どもたちに伝えたいと披露しました。

■地域住民
「コロナ禍前は塩尻西小学校で塩尻音頭っていう昔から踊られている音頭を踊っていたのですが途絶えてしまった。(西小ライブで)披露してみようとちょっとした思い付きから始まった」

今年度はきょうで25回目です。日常的に、児童や地域の人に発表を見てもらう機会があります。

■3年1組の児童
「緊張するけど頑張りたい気持ちになる」

■3年1組の児童
「地域の人もダンスを見て喜んでくれるならこれからもやりたい」

■塩尻西小学校 赤羽利樹教頭
「自分は地域に守られているという安心感を抱いて大人になっていくと思う。教員だけの価値観じゃないものを地域の人から教えてもらったりすることで、子どもたちの視野とか考え方が間違いなく広がると思って、そうやって手を取り合って育てていけたらいい」

休み時間の「西小ライブ」が、地域の大人との交流の場になっています。

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