県中「銀河」特A 県南「ひとめ」はA 23年産米食味ランキング【岩手】

 日本穀物検定協会は29日、2023年産米の食味ランキングを公表した。県中地区の「銀河のしずく」が6年連続で最高ランクの「特A」を獲得した。「銀河のしずく」は年々栽培面積が拡大しており、県は「生産や消費の拡大に弾みが付いてほしい」と期待。一方、県南地区の「ひとめぼれ」は「A」評価となり、5年連続で特Aの座から遠ざかっており県は24年産での返り咲きを目指す。

 食味試験は専門の評価員が試食し、基準米である「コシヒカリ」と比較して香りや味、粘りなど6項目を審査。特に良好が「特A」、良好が「A」、おおむね同等が「A´」など5段階で評価している。

 23年産は、県(盛岡、花巻、北上、遠野、滝沢、雫石、紫波、矢巾、西和賀の9市町)の「ひとめぼれ」は「A」、県中の「あきたこまち」が「A´」となった。県南の「金色の風」は、作付面積1000ヘクタール以上などの要件を満たさず評価対象外だった。

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