道路工事巡る官製談合事件 飲食接待など受けた罪に問われた県元職員が起訴内容認める

兵庫県が発注した道路工事を巡る官製談合事件で、収賄などの罪に問われている県の元職員の男の裁判が始まり、男は起訴内容を認めました。

収賄などの罪に問われているのは、兵庫県道路公社元主査の男(39)です。

起訴状などによりますと、男は2023年9月までのおよそ1年半、県が発注した播但連絡道路の工事で、入札の便宜を図る見返りに、業者側の男3人から、57回、およそ85万円分の飲食接待などを受けたとされています。

神戸地裁で開かれた2月29日の初公判で男は起訴内容を認めました。

検察側は、「目先の利益にとらわれた短絡的な動機に酌量の余地はない」として、男に懲役2年6カ月を求刑しました。

一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。

判決は4月22日に言い渡されます。

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