老舗菓子店「新三野屋商店」(新潟上越市)破産開始決定、負債総額3200万円 1914(大正3)年創業、先行き見通せず事業継続断念

 新潟県上越市高田本町商店街の老舗菓子店「新三野屋商店」(本町5)が新潟地裁高田支部から破産開始決定を受けていたことが2月29日、分かった。帝国データバンク上越支店などによると、負債総額は約3200万円。人口減少の影響や競合による先行き見通し難から事業継続を断念した。

 帝国データバンク上越支店や弁護士によると、決定は2月21日付。新三野屋商店は1914(大正3)年創業。和風サブレ「桜城浪漫」や「謙信まんじゅう」、笹団子などを販売してきた。

 2017年に北城店(北城町4)を売却し、本町5の本店と浦川原店(浦川原区)などで営業していたが、2月20日に事業を停止。2023年5月期の売上高は約2400万円だった。

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