中国家電大手ハイセンス、24年1月は好スタート切る

中国家電大手ハイセンス、24年1月は好スタート切る

家電IT見本市「CES2024」で海信集団(ハイセンス)のブースを見学する来場者。(1月9日撮影、ラスベガス=新華社配信/曽慧)

 【新華社北京3月1日】中国の品質管理に関するNPO(非営利団体)、中国質量(品質)協会はこのほど、2023年のテレビ業界のユーザー満足度に関するモニタリング結果を発表し、家電大手の海信集団(ハイセンス)が85ポイントで業界1位に輝いたと明らかにした。15年から23年まで9年続けてトップの座を守り、ハイセンス系テレビに対するユーザーの高い評価を十分に裏付けた。

 ハイセンス系テレビはユーザーからの好評と支持を受け、国内外のテレビ市場で独走態勢に入っている。英市場調査会社オムディアによると、ハイセンス系テレビの23年の世界出荷台数は2611万台に上って世界2位を維持、レーザーテレビ出荷台数の世界シェアは49.5%で世界1位をキープした。

 スマートホーム分野の調査やビッグデータサービスなどを手がける北京奥維雲網大数据科技(AVC、奥維雲網)のオムニチャネルモニタリングデータによると、23年のハイセンス系テレビの中国市場シェアは販売台数が26.9%と2位を6.1ポイント上回り、販売額が29.1%と2位を8.2ポイント上回った。24年に入ってからの売れ行きも好調で、1月の中国市場におけるハイセンス系テレビの販売台数は全体の27.4%、販売額の28.8%を占め、2位を6.9ポイント、10.1ポイントそれぞれ引き離し、堅調さを維持した。市場規模が665%の伸びを誇る100インチ以上の超大型テレビ市場では販売台数の41.9%、販売額の46.4%をハイセンス系テレビが占め、購入時の圧倒的な第1候補となっている。

© 新華社