ドローンで行方不明者捜索 市貝町消防団が初の訓練

 栃木県内で初めてドローンを活用する部隊を結成した市貝町の消防団が2月29日初めての訓練を行いました。

 市貝町の消防団で2月に結成された「ドローン航空隊」は、火災や災害が発生した時に現場の状況をいち早く把握するため、ドローンを扱う国家資格を持った4人の団員で構成されています。

 実際の現場を想定した訓練は2月29日が初めてで、山林で行方不明になった男性をドローンを使って捜索しました。

 導入されたドローンのカメラは高画質のほか温度を感知する機能も備わっていて、撮影した情報を頼りに行方不明者に見立てた人形を探します。人形が見つかると、隊員の1人が本部からの指示を受けて現場に駆け付け救助を行いました。

 隊員たちはそれぞれの役割に分かれて、互いに無線で連絡を取り合うなど万が一に備えて連携を確認していました。

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