スタートアップ投資で大儲け→資産35億円の超富裕層になった本人が「絶対にマネしないで」と忠告するワケ

(※写真はイメージです/PIXTA)

「あの人が成功したなら自分もできるはず」「簡単に稼げる」と、ギャンブル性の高い投資に手を出す人が後を絶ちません。資産35億円を達成した〈マサニー氏〉が、著書『ズボラな人でもお金が増える 漫画 インデックス投資一択で億り人』(KADOKAWA)より、キラキラした話に対する注意喚起と億り人への近道についてお伝えします。

甘い投資話はすべて無視しろ!

積立投資をしていると、「もっと利回りがいい投資がある」「すぐに億り人になれる」といった甘い投資話が耳に入ることがある。すごく魅力的に聞こえるのだが、こういった話はすべて無視しよう。

再現性があるのは「積立投資」だけ

僕はスタートアップ投資で大成功して、資産35億円の超富裕層になったが、この方法には再現性がない。僕が成功したのは、単に運がよかっただけ。

「誰かが成功したなら自分もできるはず」と思うかもしれないが、絶対にマネしないでほしい。僕の体感では、スタートアップ投資をしたお金の85〜90%は紙クズになる。もちろん今、成功している人を否定するつもりはない。

ただ、スタートアップ投資のようなギャンブル要素が強い投資のいい部分だけを切り取って、「必ず儲かって、すぐに億り人になれる方法がある」と紹介してくる悪徳業者もいる。そういった話は、すべて詐欺だと思ったほうがいい。

ほかにも、個別株やFX(外国通貨を売買する取引)、仮想通貨、不動産といった投資も積立投資に比べて再現性が低いといえる。これらの投資で大成功した人は、本当にすごいと思う。でもそれは一部の天才だ。一般人を対象にしたサロンやセミナーは、お金を騙し取られたり、借金を背負ったりすることになるから参加しないほうがいい。

僕は、こういった投資セミナーの主催者に対して、「なぜ自分でやらないのか」「ほかの人に教えるメリットがあるのか」といった疑問を抱いている。だって、確実に儲かる方法があるなら、人に教えるより自分でやったほうが絶対に効率がいいはずだから。

投資する人を増やすことを目的にしているとしても、利益を上げる人を増やしてしまうと自分の取り分が少なくなってしまう。「投資人口を増やしたい」とっている人のなかには、お金を落としてくれる「カモ」を探している人もいるはずだ。

こんな恐ろしい世界に入る必要はまったくない。むしろ避けて通ったほうがいい。億り人になる最短ルートを走るためにも、キラキラして見えるサクセスストーリーをすべて無視して、積立投資をコツコツ続けていこう。すごく遠回りしているように見えるけど、大丈夫。これが一番の近道になるはずだから。

マサニー

資産35億円ニート

※本記事は『ズボラな人でもお金が増える 漫画 インデックス投資一択で億り人』(KADOKAWA)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。

© 株式会社幻冬舎ゴールドオンライン