三菱食品、輸入ブランド拡充 「オールドエルパソ」の取扱開始

タコスやトルティーヤなどテクスメクス料理を新提案

三菱食品は今春から、テクスメクス(メキシコ風テキサス料理)のトップブランド「OLD EL PASO(オールドエルパソ)」の販売を開始する。先月開催されたスーパーマーケットトレードショー(SMTS)で小売店関係者に「オールドエルパソ」のラインアップを披露。「タコス」や「ナチョス」など伸長するエスニックフードの新たなラインアップとして提案を強化する。

「オールドエルパソ」は1983年にメキシコ製品を販売するパウエル社によって誕生。94年に米国ゼネラルミルズの傘下となり、メキシカンとテキサス料理が融合した“テクスメクス”の代表的ブランドとして注目されている。

常温保存で本格的な味わいが楽しめるフラワートルティーヤ(OLD EL PASO(オールドエルパソ))

テクスメクスの代表的な料理はタコスやナチョスなど。日本でも近年、肉やビーンズ、トマトなどの野菜を巻いたトルティーヤ、タコスやタコライス、ナチョス、ワカモレ(アボカドのソース)などのメニューが若年層を中心に広がりを見せている。「オールドエルパソ」のラインアップは、常温保存で使いやすい「トルティーヤ」「タコス」の生地、サルサソースなどの「ソース&ディップ」、トッピング用のシーズニング、ワカモレなどのデイップソースと合わせて楽しめる「チップス」など。本格的なタコスが手軽に楽しめる「タコスキット」も用意している。

三菱食品・輸入商品開発本部の三代尚史第一グループマネージャーは「日本でもサルサソースなどエスニック商材が伸長。『オールドエルパソ』の導入にあたっては、ブランドカラーのイエローで売場を訴求しエスニック商材のコーナー化を展開していきたい」と意気込みを語った。

SMTSでは、「オールドエルパソ」の代表的メニューであるタコスやナチョス、アレンジメニューのタコライスの試食を提供。肉や野菜の好きな具材を一緒に楽しめるタコスキットや、本格的なトルティーヤなどがバイヤーの注目を集めていた。

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